花係が花瓶をつくる

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高校時代、私は花係だった。
花を持ってきたり、活けたり、水をかえたり。
おじいちゃんの庭には沢山の花があって、しばしば学校に持って行っていたし、特に大変なこともないので、私は花係が気に入っていた。
それに仲の良い友達と一緒になれたのも嬉しかった。

花係になってしばらく経って、私達は花瓶を作った。黒板の桟にちょこんと座るように飾れる、一輪挿し。紙粘土で作った。
ユニークな花瓶は、学年を越えて話題となった。いくつか、製作依頼も受けたように思う。

花瓶を作ったのは、遊びの一つだったけど、
「花係」という既成の役割を飛び出して発想できたのは、今、思うととても大切なことのように思う。
こんな風に伸びやかな考え方と動き方を生涯続けていきたいと思った。