おじいちゃんとおばあちゃん

私が生まれた時に
おじいちゃんは仕事を早期退職して、
おじいちゃんは私のお守り係になった。

どこへ行くのも、何をするのも一緒。
「ぽちゃん、ぽちゃん」と大きくて分厚い手で、頭をいつも撫でてくれた。道を歩く時は安全なほうの手で、手を繋いでくれた。
荷物は全部持ってくれて、私は歩きながら摘んだ草花を握って歩いた。


おばあちゃんは少し厳しくて、でもやっぱりとても優しかった。料理が上手で、家のことをぱっぱと色々していた。おばあちゃんの手は白くて、ひんやりとして、柔らかかった。
今、私が作る献立のいくつかは、おばあちゃんのもの。私の「美味しい」の基本を作ってくれた。

おじいちゃんとおばあちゃんとの思い出は沢山あって、どれも大事。時々思い出して、ぷーって吹き出しそうになったり、会いたいなって思ったりする。

もうすぐお盆。
おじいちゃんもおばあちゃんも、沖縄にいる私のとこにも、帰ってきてくれるかなぁ。


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